Published by @SoNiceInfo at 2026/9/22
iPhoneで撮影したHEIC写真をWebサイトやブログ用にWebPへ変換しようとして、「Macの標準機能ではWebPに書き出せない」「cwebpコマンドに投げたらエラーになった」という壁にぶつかる人が増えています。 MacでHEICからWebPへ安全・高速に一括変換する3つの方法(専用GUIアプリ・2段階シェルコマンド・ショートカット)を分かりやすく解説します。
iPhoneはiOS 11以降、高画質な写真を約半分のファイルサイズで保存できるHEIC (High Efficiency Image Container)を標準採用しています。 一方、Webの表示速度(Core Web Vitals)を高速化する次世代フォーマットとしてはWebPが事実上の標準です。
しかし、Macでこの2つを変換しようとすると、次の「二重の制約」に阻まれます。
sips コマンド: HEICは読めるが、WebPの書き出しに非対応。cwebp コマンド: WebPは書けるが、HEICの読み込みに非対応。このため、HEICデコーダとWebPエンコーダの両方を内包したアプリを使うか、シェルスクリプトで一旦中間ファイルを作成する必要があります。
最も確実で手早いのは、HEICの直接入力とWebP出力に対応したMac専用アプリWebP Converter.を使う方法です。
HEIC写真をドラッグ&ドロップ
FinderからiPhoneのHEIC写真、または写真フォルダをそのままウィンドウに投げ込みます。
品質とExif設定
写真に適したロスあり品質(80前後)を選択。必要に応じて位置情報の削除やリサイズを設定。
Startを押して完了
Apple Siliconのハードウェアアクセラレーションにより、数百枚の写真もあっという間にWebP化されます。
変換前後の仕上がりをリアルタイムスライダーで見比べられるため、「文字や被写体がぼやけていないか」を確認した上で保存できます。 すべての処理がMac内で完結するため、クラウド変換のように通信量を消費したり写真が流出したりする心配がありません。
アプリをインストールせず、Homebrew環境でスクリプト化したい場合は、sipsで一度一時JPEGに書き出してからcwebpで変換します。
まずはHomebrewでwebpパッケージをインストールします:
brew install webpカレントディレクトリにあるすべてのHEICファイルをWebPに一括変換するシェルスクリプトです:
mkdir -p webp_out
for f in *.heic *.HEIC; do
[ -f "$f" ] || continue
# 一旦sipsで高品質JPEGに書き出し
sips -s format jpeg -s formatOptions 95 "$f" --out "/tmp/${f%.*}.jpg" > /dev/null
# cwebpでWebPに圧縮変換
cwebp -q 80 "/tmp/${f%.*}.jpg" -o "webp_out/${f%.*}.webp"
rm "/tmp/${f%.*}.jpg"
done一時ファイルを作成するためディスクI/Oが発生し、変換時間はやや長くなりますが、完全自動化されたバッチ処理として利用できます。
macOS Monterey以降に標準搭載されている「ショートカット」アプリでも、HEICからWebPへの変換フローを作成できます。
標準機能だけで組めるメリットがありますが、圧縮品質の詳細なスライダー調整やExifの個別制御、変換前後の画質比較プレビューはできません。大量の写真を手早く高品質に変換したい場合は方法1の専用アプリがおすすめです。
sipsコマンドはHEICを読み込めますがWebPの書き出しに対応していません。一方、Google公式のcwebpツールはWebPを出力できますがHEICのデコードに対応していません。このため、追加ツールを使うか、JPEG等を挟む二段階処理が必要になります。macOS 12.0以降対応 · 無料ダウンロード