Image Tool+ 操作説明書

JPEG・PNG・HEIC などの画像を、ドラッグ&ドロップでまとめて WebP・AVIF・JPEG XL・HEIC などに変換できる macOS 用の画像変換アプリです。出力する形式が対応していれば、HDR やゲインマップを保ったまま変換することもできます。

HEIC WebP AVIF JPEG XL HDR 対応 JPEG PNG TIFF / BMP / GIF

Image Tool+ の主な特徴

WebP・AVIF・JPEG XL・HEIC などへの変換に必要な機能を、1つのウィンドウにまとめています。

⚡️

一括変換

画像やフォルダをまとめて追加して、複数の画像を同時に選んだ形式に変換します。同時に処理する枚数は、設定の「動作モード」(速度 / バランス / 安定性)で選べます。

🎛️

形式ごとの詳細な変換設定

品質や Lossless のほか、WebP の Method、AVIF の Chroma Subsampling、JPEG XL の Effort などで、形式ごとの書き出し方を細かく指定できます。

🌈

HDR を保ったまま変換

ゲインマップ付きの写真や PQ / HLG の HDR 画像は、HEIC・AVIF・JPEG XL・PNG・JPG へは HDR のまま変換します。HDR を持てない WebP などへは SDR に変換します。

🔍

比較プレビュー

元画像と変換後の画像をスライダーで見比べながら、ファイルサイズの増減、カラープロファイル、HDR ヘッドルーム、EXIF を確認できます。

🏷️

一括リネーム

1〜5桁の連番、プレフィックス / サフィックス、リサイズ後の横幅または縦幅を使って、変換後のファイル名をまとめて変更できます。

📐

リサイズ

最大横幅・最大縦幅をピクセル(px)かパーセント(%)で指定して、アスペクト比を保ったまま縮小します。小さい画像を拡大することはありません。

🎨

透かし

ロゴなどの画像を、位置・サイズ・オフセット・不透明度を指定して透かしとして合成できます。リサイズの前と後のどちらで合成するかも選べます。

🧾

メタデータ(EXIF・位置情報)

「メタデータ」で、EXIF などを残すか削除するかを選べます(既定値は「メタデータを削除」)。「メタデータを編集」では、撮影者・著作権・説明・キーワードを一括で書き込めます。

💾

プリセット

出力形式や品質、リサイズ、透かし、メタデータの設定などをまとめて名前を付けて保存し、⌘ + 1〜9 ですぐに切り替えられます。設定をファイルに書き出して、読み込むこともできます。

🗂️

Finder との連携

Finder で選んだ画像やフォルダを、右クリックメニューの「サービス」から送れます。JPEG・PNG・HEIC・WebP・AVIF など、読み込める画像ならどの形式でも送れます。「このアプリケーションで開く」や Dock のアイコンへのドロップでも追加できます。

クイックスタート(基本の使い方)

出力先を決めて画像をドラッグ&ドロップし、「変換開始」をクリックすれば選んだ形式に変換できます。

1

出力先を選ぶ

初めて起動したときは出力先が「未選択」です。右サイドバーの「入力/出力設定」にある「出力フォルダ」のポップアップメニューで「┣ 出力フォルダを選択」を選び、変換したファイルを保存するフォルダを選びます。変換形式を選んだ後なら、ツールバー右上の青い「出力先を選択してください」ボタンからも選べます。元画像と同じフォルダに保存したいときは、同じポップアップメニューで「入力画像と同じフォルダに出力」を選びます(出力先と変換後の処理を参照)。

2

画像をドラッグ&ドロップ

変換したい画像やフォルダを、一覧の「ここに画像をドラッグドロップ」と表示されたエリアにドラッグ&ドロップします。ツールバーの「+」ボタン(⌘ + O)で選んだり、Finder でコピーした画像ファイルを ⌘ + V で追加したりすることもできます(画像の追加と Finder 連携を参照)。

3

変換設定を確認

右サイドバーの「変換設定」で、変換したい形式にチェックを入れ、品質などを調整します。形式が1つも選ばれていないときは、ツールバーに「変換形式を選択してください」と表示されます(各形式への変換設定を参照)。

4

「変換開始」をクリック

ツールバー右上の青い「変換開始」ボタンをクリックします(⇧ + ⌘ + S でも実行できます)。画像を選択しているときは選択した画像だけを、選択していないときは一覧のすべての画像を変換します。変換中はボタンに進み具合(%)が表示されます。変換が終わった行には、形式ごとに変換後のファイルサイズと増減率が表示され、形式名をクリックすると変換後のファイルを Finder で表示できます。

ファイル一覧と変換設定画面
▲ メイン画面:画像を読み込んで WebP に変換したところ。中央の一覧に各ファイルの変換後のサイズと削減率、左の「ステータス」に処理の履歴、右サイドバーに変換設定が表示されます
💡 自動で変換開始
一覧が空のときは、ドロップエリアの下に「自動で変換開始」のチェックボックスが表示されます。オンにすると、画像を読み込み終えた時点で自動的に変換が始まります。出力先が「未選択」の間はオンにできません(画像の追加と Finder 連携を参照)。

メイン画面の見かた

メイン画面は、ツールバー、画像の一覧、左の「ステータス」、右サイドバーでできています。右サイドバーに表示する項目は、設定の「外観」タブで選べます(設定とプリセットを参照)。

ツールバー

ボタン・表示 機能
左サイドバー 左の「ステータス」を表示 / 非表示にします(⌘ + ←)。
+ 画像やフォルダを選んで一覧に追加します(⌘ + O)。複数のファイルやフォルダをまとめて選べます。
− 一覧から画像を取り除きます。画像を選択しているときは選択した画像だけを、何も選択していないときは一覧のすべての画像を取り除きます。元のファイルは削除されません。
並べ替え クリックするたびに、一覧の並び順を「読み込み順」→「ファイル名(昇順)」→「ファイル名(降順)」の順に切り替えます。
検索(虫めがね) 検索欄を表示して、ファイル名で一覧を絞り込みます(⌘ + F)。
項目数 「5 項目 (1 選択)」のように、一覧の画像の数と選択中の画像の数を表示します。
プレビュー ▾ 形式を選んで、変換結果の比較プレビューを開きます(⇧ + ⌘ + P)。
変換開始 変換を始めます(⇧ + ⌘ + S)。変換中は進み具合を % で表示し、横の「変換停止」ボタンで変換を止められます(終わっていない画像は未変換に戻ります)。出力先が「未選択」のときは「出力先を選択してください」と表示され、クリックすると出力先のフォルダを選べます。このほか、変換形式を1つも選んでいないときは「変換形式を選択してください」、リサイズの「最大横幅」「最大縦幅」をオンにして値が 0 のときは「Please input resized value」、「出力フォルダに新しいフォルダを作成して出力」でフォルダ名が空のときは「フォルダ名を入力してください」と表示されます。
N エラー 変換できなかった画像があると表示されます。クリックすると、エラーになった行を順に選択します。× で件数の表示を消します。
右サイドバー 右サイドバーを表示 / 非表示にします(⌘ + →)。

画像の一覧

🖼️ サムネイルとファイル名

ファイル名をクリックすると、元画像を Finder で表示します。サムネイルをクリックすると、設定の「サムネイルをクリックしたときの動作」に従って、比較プレビュー(既定値)か元画像を表示します。

📏 サイズと変換後の名前

ファイル名の下にファイルサイズと縦横のピクセル数が表示されます。リサイズで縮小される画像にはサイズの横に「→ 幅×高さ」が、「ファイル名を変更」で「利用しない」以外を選んでいるときはファイル名の横に「→ 新しい名前.拡張子」が表示されます。

📊 変換結果

変換が終わると、形式ごとに変換後のファイルサイズと増減率(小さくなったときは -NN%、大きくなったときは +NN%)が表示されます。形式名をクリックすると、変換後のファイルを Finder で表示します。行の右端の同期のアイコンをクリックすると、その行を変換前の状態に戻します。

⚠️ エラーになったとき

変換できなかった行にはオレンジ色の「エラー」が表示され、ポインタを重ねるとエラーの内容が表示されます。変換したデータがあるときは「保存」ボタンから手動で保存できます(「ファイルサイズを削減した場合のみ保存」で保存しなかった画像を除く)。

選択と右クリックメニュー

行をクリックすると選択、⌘ を押しながらクリックすると選択に追加 / 解除、⇧ を押しながらクリックすると範囲選択になります。↑ / ↓ で選択を移動、⌘ + A ですべて選択し、一覧の何もない所をクリックするか esc を押すと選択を解除します。行を右クリックすると、次のメニューが表示されます。

メニュー項目 機能
プレビュー ▸ 形式を選んで、その画像の比較プレビューを開きます。
変換開始 選択中の画像を変換します。
出力先を選択して変換開始 出力先のフォルダを選んで、そのフォルダに変換します。設定の出力先は変わりません。
変換状態を初期化 変換済みの画像を未変換の状態に戻します。「元画像を削除」でゴミ箱に移動した元画像は、元の場所に戻します。
結果をFinderで表示 ▸ 変換後のファイルを Finder で表示します(変換済みの行のみ)。
元画像を表示 アプリ内のビューアで元画像を表示します。
Finderで表示 元画像を Finder で表示します。
一覧から画像を削除 選択中の画像を一覧から取り除きます(元のファイルは削除されません)。
画像を追加... / クリップボードから画像を追加 画像を一覧に追加します。一覧の何もない所を右クリックしたときにも表示されます。

検索で絞り込む

虫めがねのボタンか ⌘ + F で検索欄を開き、ファイル名の一部を入力すると一覧を絞り込めます(大文字・小文字は区別しません)。検索欄を開くと下に「#エラー」「#削除済」のボタンが表示され、クリックするとエラーになった画像や、元画像をゴミ箱に移動した画像だけを表示できます。絞り込んだ状態で「変換開始」をクリックすると、表示されている画像だけを変換します。検索は × ボタンか esc で閉じます。比較プレビューで前後に切り替えられるのも、表示されている画像だけです。

ステータス(読み込みと保存の履歴)

メイン画面の左の「ステータス」には、画像の読み込みと保存の履歴が1件ずつ記録されます。ツールバーの左サイドバーのボタンか ⌘ + ← で、表示 / 非表示を切り替えます。

📋 履歴の見かた

成功した処理は緑のチェック、警告やエラーは ⚠ で表示されます。ファイル名の前のアイコンは、⊕ が読み込み、下向きの矢印が保存を表します。履歴のファイル名をクリックすると、一覧のその画像が選択されます。

🔢 成功・警告で絞り込み

上部のチェックの件数をクリックすると成功した履歴だけを、⚠ の件数をクリックすると警告とエラーだけを表示します。もう一度クリックするとすべて表示に戻ります。ゴミ箱のアイコンで履歴をすべて消去します。

⚠️ 読み込めなかったファイル

「サブフォルダの画像を読込み」がオフのときのフォルダの中のフォルダや、画像として開けないファイルは一覧に入らず、「ディレクトリまたは対応していないファイルです。」という警告として履歴に残ります。設定の「入力」タブで除外したファイルは「制限されているファイルやフォルダ」「制限されている拡張子」「ファイル拡張子が限定されています。」、「ファイルサイズを削減した場合のみ保存」で保存しなかったファイルは「ファイルサイズが増えたため保存されませんでした。」と表示されます。

↔️ 幅の変更と記録の設定

ステータスと一覧の境界をドラッグすると幅を変えられます(狭くしすぎると隠れます)。ステータスを隠している間も履歴を記録するかどうかは、設定の「外観」タブで切り替えます(設定とプリセットを参照)。一覧から画像を取り除くと、その画像の履歴も消えます。

画像の追加と Finder 連携

画像はドラッグ&ドロップのほか、メニューや Finder からも一覧に追加できます。どの方法で追加しても、「自動で変換開始」がオンなら、読み込みが終わると変換が始まります。

追加の方法 操作
ドラッグ&ドロップ 画像やフォルダを一覧のエリアにドロップします。複数のファイルやフォルダをまとめてドロップできます。ドラッグ中はエリアの枠が強調表示されます。
画像を追加... ツールバーの「+」ボタン、メニューバーの「ファイル」>「画像を追加...」、または一覧の右クリックメニューから、ファイルやフォルダを選びます(⌘ + O)。
クリップボードから画像を追加 Finder でコピーした画像ファイルやフォルダを追加します(⌘ + V)。コピーした画像データそのものは追加できません。
このアプリケーションで開く / Dock Finder の「このアプリケーションで開く」で「Image Tool+」を選ぶか、Dock の Image Tool+ のアイコンに画像をドロップします。
Finder のサービス Finder で画像やフォルダを選んで右クリックし、「サービス」>「Image Tool+」を選ぶと、一覧に追加されます。JPEG・PNG・HEIC・WebP・AVIF など、読み込める画像ならどの形式でも送れます。項目が見当たらないときは、システム設定の「キーボード」>「キーボードショートカット」>「サービス」で有効にします。
自動読み込みするフォルダ 右サイドバーの「入力/出力設定」で選んだフォルダを、起動したときに読み込みます。その後も、そのフォルダの直下に作成されたり名前が変わったりしたファイルを自動で追加します(サブフォルダの中の変化は対象外です)。

📁 フォルダの読み込み

フォルダを追加すると、既定値ではそのフォルダのすぐ下にある画像だけを読み込みます。右サイドバーの「入力/出力設定」で「サブフォルダの画像を読込み」をオンにすると、サブフォルダの中の画像もすべて読み込みます。名前が「.」で始まる隠しファイルやフォルダは読み込みません。

🖼️ 読み込める画像

JPEG・PNG・HEIC・TIFF・GIF・BMP・WebP・AVIF・JPEG XL・PDF・SVG など、macOS で開ける画像を読み込めます。画像として読み込めなかったファイルは、読み込みが終わると一覧から自動的に取り除かれます。

⏳ 読み込み中の表示

読み込み中はツールバーに「読込中...」と「読込停止」ボタンが表示されます。「読込停止」をクリックすると読み込みを中止し、まだ読み込めていない画像は一覧から取り除かれます。「自動で変換開始」による変換も始まりません。追加した画像は、そのときの並び順(読み込み順 / ファイル名順)に合わせて一覧に並びます。

🌐 アプリから直接ドラッグした画像

ブラウザや「写真」アプリなど、ほかのアプリから直接ドラッグした画像も読み込めます。「入力画像と同じフォルダに出力」のときは、こうした画像の変換結果は「ダウンロード」フォルダに保存されます。

👀 AVIF 用の Quick Look 拡張機能

このほか、Image Tool+ には AVIF ファイル(.avif)用の Quick Look 拡張機能も入っています。Finder で AVIF ファイルを選んで Space キーを押すと、中身をすぐに確認できます。

⚡️ ドラッグでアプリを最前面に

設定の「入力」タブの「ファイルのドラッグを検知してアプリを最前面化」をオンにすると、Finder などでファイルのドラッグを始めたときに Image Tool+ のウィンドウが前面に出ます。ウィンドウがほかのウィンドウの奥にあってもすぐにドロップできます(しまったウィンドウや非表示にしたアプリは前面に出ません。既定値はオフ)。

▶️ 自動で変換開始

一覧が空のときに、「ここに画像をドラッグドロップ」の下に表示されるチェックボックスです。オンにすると、画像を追加して読み込みが終わった時点で、一覧のまだ変換していない画像を自動で変換します。出力先が「未選択」の間はオンにできません。「変換開始時に出力先を選択」のときは、変換の前に保存先を選ぶ画面が開きます。読み込み中に esc を押すと、自動の変換を取り消せます。既定値はオフです。

🎯 読み込むファイルの絞り込み

設定の「入力」タブで、読み込む拡張子を限定したり、読み込まないフォルダや拡張子を登録したりできます(設定とプリセットを参照)。

出力先と変換後の処理

変換したファイルの保存先、同じ名前のファイルがあるときの扱い、変換が終わった後の動作を設定します。設定は右サイドバーの「入力/出力設定」と「変換後の処理」で行います。既定値は初めて起動したときの値です。

出力先

選択肢 動作
入力画像と同じフォルダに出力 元画像と同じフォルダに保存します。ほかのアプリから直接ドラッグした画像は、「ダウンロード」フォルダに保存します。
変換開始時に出力先を選択 ツールバーの「変換開始」をクリックするたびに、保存先のフォルダを選ぶ画面が開きます(前回選んだフォルダが表示されます)。
(フォルダ名) / 未選択 選んだフォルダに保存します。初めて起動したときは「未選択」です。
┣ 出力フォルダを選択 フォルダを選ぶ画面を開き、選んだフォルダを出力先にします。選んだフォルダは次に起動したときも使えます。
┗ Finderで表示 選んである出力先のフォルダを Finder で表示します。

「出力フォルダ」のポップアップメニューにフォルダをドラッグ&ドロップしても、出力先を選べます。フォルダを選ぶ画面がそのフォルダを開いた状態で表示されるので、そのまま確定します。

🔐 フォルダへのアクセスの許可
Image Tool+ は macOS のサンドボックスで動作するため、「入力画像と同じフォルダに出力」を選んでいるときに、まだアクセスを許可していないフォルダの画像を追加すると、「画像を保存するためこのフォルダへのアクセスを許可してください。」という画面が、そのフォルダを選んだ状態で開きます。「許可」をクリックすると、元画像の隣に変換後のファイルを保存できるようになります。許可はフォルダごとに一度だけで、次に起動したときも有効です。ブラウザなどからドラッグした画像では、「ダウンロード」フォルダへのアクセスを求められることがあります。

保存のオプション

設定項目 既定値 解説
フォルダ構造を維持して出力 オフ 追加したフォルダの中の構造を、出力先の中に同じように作って保存します。「入力画像と同じフォルダに出力」のときは使えません。
出力フォルダに新しいフォルダを作成して出力 オフ 出力先の中に、入力した名前のフォルダを作って保存します。出力先が「未選択」の間は使えません。
作成日/変更日を維持 オフ 元画像の作成日と変更日を、変換後のファイルに引き継ぎます。
常に上書き保存 オフ オンにすると、保存先に同じ名前のファイルがあるときに上書きします。オフのときは IMG_1234(1).webp、IMG_1234(2).webp のように番号を付けた名前で保存します。
ファイルサイズを削減した場合のみ保存 オフ 変換後のファイルが元画像より小さくならなかったとき(同じ大きさも含む)は保存しません。保存しなかった画像はエラーとして数えられます。

メタデータ(EXIF・位置情報)

右サイドバーの「メタデータ」で、「メタデータを保持」「メタデータを削除」「メタデータを編集」から選びます(既定値は「メタデータを削除」)。「メタデータを編集」では、撮影者・著作権・説明・キーワードを変換するすべての画像に書き込めます(「設定しなかった項目は削除」がオフのときは、空欄の項目は元の値のまま)。「詳細…」からはさらに多くの項目を設定できます。「GPS 位置情報を削除」をオンにすると位置情報を削除します。「設定しなかった項目は削除」がオンのときは、設定した項目以外のメタデータもすべて削除されます。既定値の「メタデータを削除」から「メタデータを編集」に切り替えたときは、「設定しなかった項目は削除」がオンになっています。

変換後の処理

設定項目 既定値 解説
元画像を削除 オフ すべての変換が終わった時点で、一覧にある画像(検索で絞り込んでいるときは表示されている画像)のうち、元画像と違う名前で保存できた画像の元画像をゴミ箱に移動します。ほかの画像がエラーになっていても移動されます(どの形式でも保存できなかった画像の元画像はそのまま残ります)。一覧の行には「削除済」と表示されます(クリックするとゴミ箱の中の元画像を Finder で表示します)。変換済みの行は、右クリックメニューの「変換状態を初期化」で元の場所に戻せます。
音でお知らせ オフ すべての処理が終わったことを音で知らせます。エラーがあったときは別の音が鳴ります。
通知でお知らせ オフ すべての処理が終わると、「変換が完了しました」(エラーがあったときは「エラーが発生しました」)と、完了した枚数(エラーがあったときはエラーの件数も)を通知で知らせます。初めてオンにしたときに、通知の許可を求められます。許可していないときは「システム環境設定で通知を許可してください」と表示され、「システム環境設定を開く」から設定できます。
アプリを終了する オフ 変換がエラーなく終わると、3秒後にアプリを終了します。その間に esc を押すと、終了を取り消せます。

各形式への変換設定

右サイドバーの「変換設定」で変換したい形式にチェックを入れ、形式ごとの設定を指定します。各形式の特徴とおすすめの設定をまとめました。既定値は初めて起動したときの値です。

WebP 設定画面
▲ メイン画面:右サイドバーの WebP の変換設定(品質スライダー、Lossless、Preset、Method、Keep Color Profile、Sharp YUV)
設定項目 既定値 / 推奨値 解説
品質 75 (Web推奨: 75〜82) 非可逆圧縮の画質を指定します。値を下げるほどファイルは小さくなり、画質は下がります。75〜80前後で、JPEG と同等以上の画質のままファイルを大きく減らせます。
Lossless 無効 (デフォルト) 「有効」にすると、画質を落とさない可逆圧縮(ロスレス)で変換します。イラストやアイコン、スクリーンショットなど、画素を1つも変えたくない画像に向いています。
Preset Default libwebp が画像の種類(Photo / Picture / Drawing / Icon / Text)ごとに用意しているパラメーターの組み合わせを使います。
Method 4 (デフォルト) 変換の速さと圧縮の効率のバランスを 0〜6 の7段階で指定します。数字を大きくするほど時間をかけて圧縮します。ファイルを最も小さくしたいときは 6 にします。
Keep Color Profile 無効 (デフォルト) 「有効」にすると、元画像のカラープロファイル(ICC)を WebP に埋め込みます。Display P3 などの広色域の写真を元の色で表示させたいときに「有効」にします。
Sharp YUV 無効 (デフォルト) 「有効」にすると、非可逆圧縮の内部で行う RGB から YUV への変換をより正確にし、色の境目をシャープに保ちます。文字の入った画像に向いています。
💡 「Preset」と「プリセット」は別の機能です
「変換設定」の「Preset」は、libwebp のエンコード用パラメーターの組み合わせ(Photo、Drawing など)を選ぶ項目です。右サイドバーのいちばん上にある「プリセット」は、アプリの設定一式に名前を付けて保存し、切り替えられる機能です(プリセットを参照)。
AVIF 設定画面
▲ メイン画面:右サイドバーの AVIF の変換設定(Lossless、Chroma Subsampling、速度、Bit Depth、色情報(Color Primaries など)、タイル分割)
設定項目 既定値 / 推奨値 解説
品質 50 (Web推奨: 45〜60) 画質を指定します。値を下げるほどファイルは小さくなり、上げるほど画質が上がってファイルは大きくなります。品質 50 でも、一般的な JPEG の 80〜85 相当の画質を保ちます。
Chroma Subsampling 420 (既定値) / 444 (高画質) 色の情報をどれだけ間引くか(444 / 422 / 420 / 400)。420 は色の情報を間引いてファイルを小さくし、444 は間引かずに細い線や文字の色にじみを防ぎます。400 は色の情報を持たないグレースケールになります。
速度 8 (おすすめ) エンコードの速さ(0〜10)。数を小さくするほど時間はかかりますが、ファイルは小さくなります。圧縮の効率を重視するなら 4〜6 に下げます。
Bit Depth 0 自動 (デフォルト) 色成分(チャンネル)あたりのビット数を、自動 / 8-bit / 10-bit / 12-bit から選びます。HDR 画像やグラデーションの縞(バンディング)を防ぐには 10-bit にします。
JPEG XL 設定画面
▲ メイン画面:右サイドバーの JPEG XL の変換設定(Lossless、Quality Mode、Effort、Progressive、JPEG Recompress)
設定項目 既定値 / 推奨値 解説
品質 75 (Web推奨: 75〜85) JPEG XL の画質を指定します。人の目の感じ方に合わせて圧縮します。
Effort 7 (Default) 圧縮にかける手間(1〜10)。7 は、速さと圧縮率のバランスが最もよく、実用的です。
JPEG Recompress 有効 (デフォルト) 8-bit の JPEG ファイルを、画質を一切落とさずに(元の JPEG をビット単位で完全に復元できる形で)、約20% 小さい JPEG XL に変換します。
Progressive 無効 (デフォルト) Web 読み込み時にぼんやりした状態から徐々に鮮明になるプログレッシブデコードを有効にします。
HEIC 設定画面
▲ メイン画面:右サイドバーの HEIC の変換設定(品質スライダーと Lossless)
設定項目 既定値 / 推奨値 解説
品質 75 (推奨: 75〜85) HEIF / HEIC の画質を指定します。macOS のハードウェアアクセラレーションを使って、速く効率よく圧縮します。
Lossless 無効 (デフォルト) 「有効」にすると品質を最大(1.0)にして保存します。macOS の HEIC エンコーダーには完全な可逆圧縮モードがないため、厳密なロスレスではなく「劣化を最小限に抑えた最高画質」になります。
HDR(ゲインマップ) 自動 ゲインマップ付きの写真はゲインマップ付き HEIC として、PQ / HLG の HDR は 10-bit の HDR として保存します(macOS 15 以降のゲインマップは ISO 21496-1 形式)。HDR 対応ディスプレイでは明るいハイライトがそのまま表示されます。

🖼️ PNG

「圧縮」をオンにすると、256色のパレット(8-bit インデックスカラー)に減色し、透過(アルファチャンネル)を保ったまま、ファイルサイズを 60〜70% 削減します。既定値はオフです。

📷 JPEG

品質スライダーに加えて、「最適化」で「jpegtran (可逆圧縮)」(EXIF などの余分なマーカーを削除)か「mozjpeg (非可逆圧縮)」を選べます。「さらに圧縮(JPEG Archive)」をオンにすると、品質(veryhigh〜low)と比較方式(ssim / ms-ssim)を指定して再圧縮し、「サブサンプリングを実施」も選べます。

🗂️ TIFF / BMP / GIF

印刷用の非圧縮 TIFF、旧来の BMP、そしてアニメーション GIF への変換に対応しています。「常にアニメーション画像はGIFに変換」をオンにすると、アニメーション画像を JPG・JPEG XL・PNG・HEIC・TIFF・BMP で保存する設定のときは GIF で保存します(WebP・AVIF はアニメーションのまま保存します)。

HDR 画像の変換

iPhone などで撮影したゲインマップ付きの写真や、PQ / HLG で記録された HDR 画像は、HEIC・AVIF・JPEG XL・PNG・JPG へ変換しても HDR の情報を保ちます。HDR を持てない形式へは SDR に変換します。

💡 ゲインマップとは?
SDR(標準輝度)のベース画像とは別に、明るい部分をどれだけ明るく表示するかの情報を持たせる仕組みです。SDR ディスプレイでは通常の写真として表示され、HDR / XDR ディスプレイ(MacBook Pro の Liquid Retina XDR など)では、太陽の光やネオンなどの明るい部分がより明るく表示されます。
出力形式 HDR の扱い
HEIC / AVIF ゲインマップ付きの写真はゲインマップ付きで、PQ / HLG の HDR は 10-bit(AVIF は 12-bit も可)の HDR として保持します。
JPEG XL / PNG 16-bit の PQ / HLG として HDR を保持します。ゲインマップ付きの写真は HDR に展開して保存します。
JPG ゲインマップ付き JPEG として保持します。PQ / HLG の HDR からもゲインマップを作成します。
WebP / TIFF / BMP / GIF HDR は保持されません。SDR(sRGB 8-bit)にトーンマップして保存します。

📱 Apple 形式のゲインマップに対応

iPhone のカメラで撮影した HEIC / JPG の Apple 形式のゲインマップを読み取ります。macOS 15 以降は国際標準の ISO 21496-1 形式に書き直して保存します(macOS 15 未満は Apple 形式のまま)。

🌐 ISO 21496-1 に対応

ゲインマップは ISO 21496-1 形式で保存し、JPG には Android の Ultra HDR 形式の情報も併記します。Android や Chrome など Apple 以外の環境でも HDR として表示されやすくなります。

🔅 SDR へのトーンマップ

HDR を持てない WebP・TIFF・BMP・GIF へ保存するときは、Apple のトーンマップで明るい部分の階調を圧縮し、白飛び(ハイライトクリッピング)を抑えて SDR に収めます。

ℹ️ プレビューで HDR を確認

比較プレビューの ⓘ ボタン(⌘ + I)で、元画像と変換後の画像のカラープロファイルと HDR ヘッドルームを確認できます。

リサイズ(アスペクト比を保って縮小)

右サイドバーの「アスペクト比を保ってリサイズ」で、保存する画像の最大サイズを指定します。既定値は初めて起動したときの値です。

設定項目 既定値 解説
最大横幅 オフ / 0 オンにして横幅の上限を入力し、return キーで確定します(入力中は「Enterで保存」と表示されます)。px のときは、横幅がこの値より大きい画像だけを縮小し、縦は比率に合わせて縮めます。
最大縦幅 オフ / 0 縦幅の上限です。使い方は「最大横幅」と同じです。
単位 px px(ピクセル)か % を選びます。% のときは、画像ごとに元の大きさに対する割合で縮小します。% の値は return キーで確定したときに 0〜100 に収められます(100 を超える値は 100 になります)。

📐 縮小のみ・拡大はしない

指定より小さい画像は元の大きさのまま変換します。「最大横幅」と「最大縦幅」の両方をオンにすると、その枠に収まるように縮小します。オンにした項目の値が 0 のままだと、ツールバーに「Please input resized value」と表示され、変換を始められません。

👀 一覧で縮小後の大きさを確認

縮小される画像には、一覧のサイズ表示の横に「→ 幅×高さ」で縮小後の大きさが表示されます。

🔗 透かし・ファイル名との組み合わせ

透かしは、「挿入タイミング」でリサイズ前とリサイズ後のどちらに合成するかを選べます。ファイル名に「リサイズ後の横幅または縦幅」を付けることもできます(一括リネームとファイル名設定を参照)。

設定 元の画像 変換後
最大横幅 1920 4000×3000 1920×1440
最大横幅 1920 1000×750 1000×750(そのまま)
最大横幅 1920 + 最大縦幅 1920 3000×4000 1440×1920
最大横幅 50 % 4000×3000 2000×1500

比較プレビュー

変換する前に、仕上がりの画質とファイルサイズを元画像と見比べられます。ツールバーの「プレビュー」メニューか右クリックメニューの「プレビュー」で形式を選ぶか、一覧のサムネイルをクリックすると開きます(⇧ + ⌘ + P でも開けます)。ツールバーの「プレビュー」メニューと ⇧ + ⌘ + P では、選択中の画像(複数選択しているときは、そのうち一覧でいちばん上の画像)が表示されます。選択していないときは一覧の先頭の画像が表示されます(選択中の画像をクリックして選択を外したあとは、その画像)。

プレビューウィンドウ
▲ プレビューウィンドウ:中央のスライダーで元画像(左)と変換後(右)を比較。ⓘ ボタンで、左右それぞれのファイル名・サイズ・カラー情報と、元画像の EXIF(カメラ・レンズ・焦点距離・シャッター速度・絞り・ISO・撮影日など)を重ねて表示した状態。変換後の画像は、既定値の「メタデータを削除」で EXIF が取り除かれていますが、この例は WebP の「Keep Color Profile」を「有効」にしているため、カラープロファイル(sRGB)は残っています

↔️ 左右分割スライダー

スライダーをドラッグして元画像(左)と変換後(右)の境目を動かし、圧縮による変化を同じ場所で見比べられます。Space キーで、変換後だけ / 元画像だけの全面表示を切り替えられます。スライダーは白い線と ◆ のつまみです。⌘ + ← で変換後だけ、⌘ + → で元画像だけを表示します。

🔎 拡大・縮小と移動

⌘ + = / ⌘ + - で拡大・縮小し、⌘ + 0 で拡大率を元に戻します。トラックパッドのピンチや、⌘ を押しながらスクロールしても拡大・縮小でき、画像をドラッグすると表示位置を動かせます。画像をダブルクリックしても、ウィンドウに合わせた表示に戻ります。esc を押すと、拡大率と表示位置を戻し、スライダーも中央に戻します。

ℹ️ メタデータの表示

ⓘ ボタン(⌘ + I)で、元画像と変換後の画像のカラープロファイル(sRGB、P3、Rec.2020)、HDR ヘッドルーム、カメラの撮影情報を重ねて表示します。表示のオン / オフは次に開いたときも引き継がれます。

🔄 設定を変えると自動で再変換

プレビューを開いたまま、右サイドバーの変換設定、リサイズ、透かし、背景削除などを変えると、自動的に変換し直して表示を更新します。プレビューには、「変換開始」をクリックして実際に変換したときと同じ結果が表示されます。プレビューで変換しても、出力先にはファイルは保存されません。

📊 ファイルサイズの増減

元画像のサイズと比較して、ファイルサイズがどれだけ減ったか(または増えたか)を即座にパーセンテージで表示します。

一括リネームとファイル名設定

右サイドバーの「ファイル名設定」で、変換後のファイル名をまとめて変更できます。「ファイル名を変更」で「利用しない」以外を選ぶと、一覧の各行に変更後の名前が「→ 新しい名前.拡張子」の形で表示されます(「.拡張子」の部分には、保存するときに実際の拡張子が付きます)。

ファイル名設定パネル
▲ ファイル名設定:「ファイル名に変換前の拡張子を残す」、ファイル名の変更方法(利用しない / プレフィックス / サフィックス / 置換)とセパレータ、「置換」の連番の桁数・新しい名前・プレフィックス・サフィックス。この例は「ファイル名を変更」で「置換」を選び、プレフィックス「web」・新しい名前「product」・サフィックス「thumb」・セパレータ「_(アンダーライン)」・「連番: 001」を指定し、一覧に変更後のファイル名が表示されています

🔢 連番で一括リネーム(置換)

「置換」を選ぶと元のファイル名を置き換え、「プレフィックス (任意)」「新しい名前 (任意)」「サフィックス (任意)」の欄に入力した文字と連番を、セパレータでつないだ名前にします。つなぐ順番はプレフィックス・新しい名前・サフィックス・連番で、空欄の項目は省き、連番は常に末尾に付きます。連番は一覧の並び順で、桁数は「連番: 1」〜「連番: 00001」から選べます(既定値は「連番: 0001」)。名前に含まれる / と : は _ に置き換えます。

➕ プレフィックス / サフィックス

元のファイル名の前(プレフィックス)または後ろ(サフィックス)に文字を付けます。付ける内容は「自身で書く」(「ここに記載...」の欄に入力)、「リスト内の順序」(一覧での順番の番号)、「リサイズ後の横幅または縦幅」、「リサイズ後の横幅または縦幅(単位付)」から選べます。リサイズ後のサイズは、実際に縮小される画像にだけ付きます。レスポンシブ Web 用に複数のサイズを書き出すとき(srcset 用)に便利です。

🔤 セパレータ

名前をつなぐ区切り文字を「(なし)」「 (空白)」「-(ハイフン)」「_(アンダーライン)」「+(プラス)」から選びます。「セパレータを選択」のままだと区切り文字は入りません。ただし、「置換」を選んだときにセパレータを選んでいなければ、「-(ハイフン)」になります。

📎 変換前の拡張子を残す

「ファイル名に変換前の拡張子を残す」をオンにすると、IMG_1234.JPG.webp のように元の拡張子を(大文字・小文字もそのまま)残して保存します。

機能・設定項目 設定例 変換後のファイル名の例(元: 一覧の3番目の IMG_1234.JPG)
既定値 「利用しない」 IMG_1234.webp
変換前の拡張子を残す 「ファイル名に変換前の拡張子を残す」オン IMG_1234.JPG.webp
プレフィックス + 自身で書く web / セパレータ - web-IMG_1234.webp
サフィックス + 自身で書く small / セパレータ _ / 「ファイル名に変換前の拡張子を残す」オン IMG_1234.JPG_small.webp
サフィックス + リスト内の順序 セパレータ - IMG_1234-3.webp
サフィックス + リサイズ後のサイズ 「リサイズ後の横幅または縦幅(単位付)」 / セパレータ _(最大横幅 1920 で 4000×3000 の画像を縮小) IMG_1234_1920px.webp
置換(連番) プレフィックス web / 新しい名前 product / サフィックス thumb / セパレータ _ / 連番: 001 web_product_thumb_003.webp(1番目の画像は web_product_thumb_001.webp)
同じ名前のファイルがあるとき 「常に上書き保存」オフ IMG_1234(1).webp
🔐 名前を変えて保存するときのアクセス許可
「プレフィックス」「サフィックス」「置換」を選んだときや、「ファイル名に変換前の拡張子を残す」をオンにしたときは、「ファイル読み込み時にフォルダアクセスを許可するためのダイアログが開きます。」と表示されます。続けて、一覧にある画像のフォルダのうち、まだアクセスを許可していないフォルダについて、アクセスを求める画面が開きます。表示された画面で「許可」をクリックしてください。

透かし

ロゴなどの画像を、変換する画像に透かしとして合成できます。設定は透かしの設定ウィンドウで行います。メニューバーの「編集」>「透かし設定を開く...」(⇧ + ⌘ + W)か、右サイドバーの「透かし」の「設定」ボタンから開きます。ウィンドウは esc か ⌘ + W で閉じます。既定値は初めて起動したときの値です。

透かし設定画面
▲ 透かしの設定ウィンドウ:プレビュー領域にロゴをドロップし、挿入タイミング・位置・サイズ・オフセット・不透明度を設定。256 × 256 px のロゴを「右下」に、「オフセット」X・Y −20 px、「不透明度」85 で配置した例
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ロゴの画像をドロップ

「ここに透かし画像をドラッグドロップ」の枠に、PNG などのロゴ画像をドラッグ&ドロップします。透かし画像はドラッグ&ドロップでのみ設定でき、枠をクリックしてファイルを選ぶことはできません。ドロップすると「透かしを追加」が自動でオンになります。

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位置とサイズを決める

「位置」で、左上から右下までの9か所から選びます(既定値は右下)。ロゴは画像の端にぴったり寄せて置かれます。「サイズ」は「元の画像サイズ」「拡大縮小」「親画像比」「pxサイズ指定」から選びます。「挿入タイミング」で、リサイズ前とリサイズ後のどちらに合成するかも選べます。

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オフセットと不透明度を調整

「オフセット」の X・Y で位置をずらします(px か % を選択。% はロゴの大きさに対する割合です)。右と下がプラス方向なので、右下に置いたロゴを端から離すときは X・Y をマイナスの値(例: −20)にします。入力した値は return キーで確定します。「不透明度」は 0〜100 で指定します(既定値は100)。枠の中には、その設定での透かしの仕上がりが表示されます。

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変換する

「透かしを追加」がオンの間は、変換するすべての画像にロゴが合成されます。やめるときはオフにします。

設定とプリセット

「設定」ウィンドウ(メニューバーの「Image Tool+」>「設定...」、⌘ + ,)には、「外観」「入力」「プリセット」「その他」の4つのタブがあります。

設定:外観タブ
▲ 設定 > 外観:サムネイル、プレビュー、ステータス、サイドバーに表示する項目

🖼️ サムネイルを表示

一覧の各行に画像のサムネイルを表示します(既定値はオン)。大量の画像を扱うときはオフにすると、メモリの使用を抑えて一覧を軽くできます。

👆 サムネイルをクリックしたときの動作

一覧のサムネイルをクリックしたときの動作を、「変換プレビューを表示」(比較プレビューを開く、既定値)か「元画像を表示」(アプリ内のビューアで元画像を表示)から選べます。

🪟 プレビューは常に手前に表示

比較プレビューのウィンドウを、ほかのウィンドウより常に手前に表示します(既定値はオフ)。ほかのアプリに切り替えている間は、通常の表示に戻ります。

📋 ステータス履歴の記録

「ステータスの表示・非表示に関わらずステータス履歴を追加」がオンだと、左の「ステータス」を隠している間も履歴を記録します(既定値はオン)。オフにすると、ステータスを表示しているときだけ記録するので、アプリの動作が速くなることがあります。

⚙️ 右サイドバー項目のカスタマイズ

メイン画面の右サイドバーに表示する機能(「プリセット」「変換設定」「アスペクト比を保ってリサイズ」「透かし」「背景削除」「メタデータ」「入力/出力設定」「ファイル名設定」「PDF設定」「変換後の処理」)を個別にオン / オフできます。使わない項目を非表示にして作業スペースをすっきり整理できます。

設定:入力タブ
▲ 設定 > 入力:ドラッグしたときにアプリを前面に出す設定、読み込む拡張子の限定、読み込まないフォルダの登録

⚡️ ドラッグでアプリを最前面に

「ファイルのドラッグを検知してアプリを最前面化」をオンにすると、Finder などでファイルのドラッグを始めたときに Image Tool+ のウィンドウが前面に出ます。ウィンドウがほかのウィンドウの奥にあってもすぐにドロップできます(しまったウィンドウや非表示にしたアプリは前面に出ません。既定値はオフ)。

🎯 処理するファイル拡張子を限定(許可リスト)

読み込む画像の拡張子(例: JPG,JPEG,PNG,WEBP,AVIF)を指定します。テキストや動画、ZIP などが混ざったフォルダをまとめて追加しても、指定した拡張子のファイルだけを読み込みます。

🚫 入力しないフォルダ・項目(除外登録)

「登録」ボタンか、リストの枠へのドラッグで、読み込まないフォルダやファイルを登録します(例: node_modules や原稿フォルダ)。登録はフォルダやファイルの場所(パス)で行われ、読み込むファイルのパスに登録した場所が含まれていれば読み込みません。フォルダを登録すると、その中のファイルもすべて読み込みません。

⚠️ 入力しないファイル拡張子

読み込みをスキップしたい拡張子を個別に指定し、意図しない中間ファイルや一時ファイルの混入を防ぎます。

プリセットは、右サイドバーの設定(出力形式、品質、リサイズ、透かしの位置、メタデータの設定など)に名前を付けて保存したものです。用途ごとに作っておけば、設定をまとめて切り替えられます。

設定:プリセットタブ
▲ 設定 > プリセット:現在の設定の新規保存・更新、設定ファイルの書き出しと読み込み

💾 新規保存

「新規保存」をクリックし、名前を入力して「OK」をクリックすると、現在の設定を新しいプリセットとして保存します。ほかのプリセットと同じ名前は使えません(入力画面にも「一意な名称を入力してください。」とあります)。保存したプリセットは一覧の最後に追加され、選択中になります。

🔄 保存(上書き)

「保存」をクリックすると、確認のあと、選択中のプリセットを現在の設定で上書きします。保存すると「保存が完了しました。」と表示されます。プリセットを選んでいないときはクリックできません。

✔ 選択・名称変更・削除

一覧のプリセット名をクリックすると、そのプリセットの設定を読み込み、✔ が付きます。選択中のプリセットをもう一度クリックすると選択を解除します(現在の設定はそのまま残ります)。✎ で名前を変更、× で削除します(削除は取り消せません)。削除するときは「(プリセット名) を削除しますか?」と確認されます。

⚡️ サイドバーとメニューで切り替え(⌘ + 1〜9)

右サイドバーの「プリセット」のポップアップメニューか、メニューバーの「プリセット」メニューで切り替えます。⌘ + 1〜9 で1〜9番目のプリセットに、⌘ + 0 で「なし (プリセット解除)」に切り替わります(プリセットの選択が外れるだけで、現在の設定はそのまま残ります)。10番目以降のプリセットは、右サイドバーかこのタブから選びます。右サイドバーの「保存」で選択中のプリセットを上書きし、「詳細」でこのタブを開きます。右サイドバーのポップアップメニューでは、プリセットを使わない状態は「利用しない」と表示されます。

📤 設定の書き出し

作成したプリセットや各種の設定を、設定ファイルに書き出せます。Mac を買い替えたときの移行や、バックアップに使えます。

📥 設定の読み込み

書き出した設定ファイルを読み込んで、設定を復元できます。チームで同じプリセットを共有して、画質の基準をそろえるのにも使えます。

📝 保存していないプリセットの変更
プリセットを選んだまま設定を変更し、別のプリセットに切り替えたりアプリを終了したりすると、「プリセットが変更されています。」と表示され、変更をプリセットに保存するかどうかを確認されます。プリセットを選んでいる状態でアプリを起動すると、そのプリセットに保存されている設定が読み込まれるため、保存しなかった変更は次に起動したときに元に戻ります。
設定:その他タブ
▲ 設定 > その他:外観、言語、動作モード(同時に処理する枚数)

🌓 外観(システムデフォルト / ライト / ダーク)

「システムデフォルト」(既定値)は macOS の外観モードに合わせて表示します。「ライト」「ダーク」を選ぶと、macOS の設定とは関係なく、アプリのすべてのウィンドウをその外観で表示します。開いているウィンドウにすぐ反映されます。

🌐 言語

「システム環境設定を開く」をクリックすると、macOS の「言語と地域」の設定が開きます。「アプリケーション」の欄で「Image Tool+」の言語を選んでください。日本語・英語・ドイツ語・フランス語・スペイン語・中国語(簡体字)で表示できます。

🚀 動作モード(同時に処理する枚数)

同時に変換する画像の枚数を「速度」「バランス」「安定性」から選べます(既定値は「バランス」)。「速度」は CPU のコア数と 32 のうち多いほう、「バランス」は搭載メモリ(GB)の半分と CPU のコア数のうち少ないほう、「安定性」は2枚ずつ処理します。変換中にほかの作業を快適に続けたいときは「安定性」、全コアを使って最速で終わらせたいときは「速度」を選びます。

キーボードショートカット一覧

よく使う操作はキーボードからも実行できます。

メインウィンドウ

ショートカット 機能 説明
⇧ + ⌘ + S 変換開始 選択中の画像(選択していないときは一覧のすべての画像)を変換します。出力先が「未選択」のときは、フォルダを選ぶ画面が開き、選んだフォルダにそのまま変換します。
⇧ + ⌘ + P 変換結果をプレビュー... 選択中の画像の比較プレビューウィンドウを開きます。
⇧ + ⌘ + W 透かし設定を開く... 透かしの設定ウィンドウを開きます。
⌘ + O 画像を追加... ファイルやフォルダを選んで一覧に追加します。
⌘ + V クリップボードから画像を追加 Finder でコピーした画像ファイルを一覧に追加します。
⌘ + A すべて選択 一覧のすべての画像を選択します。
⌘ + ⌫ 一覧から画像を削除 選択中の画像を一覧から取り除きます(元のファイルは削除されません)。
⌘ + F 検索... 一覧をファイル名で絞り込む検索欄を表示します。
⌘ + 1 〜 9 プリセットの切り替え 保存したプリセットの1〜9番目に切り替えます。プリセットが保存されていない番号は選べません。
⌘ + 0 なし (プリセット解除) プリセットの選択を解除します。現在の設定はそのまま残ります。
⌘ + , 設定... 設定ウィンドウを開きます。
⌘ + ← / → サイドバーの表示切り替え 左の「ステータス」/ 右サイドバーを表示 / 非表示にします。
↑ / ↓ 選択の移動 一覧の選択を上下に移動します(⇧ を押しながらで選択範囲を広げます)。
esc 選択解除 選択を解除します(検索欄を表示中は検索を閉じます)。

プレビューウィンドウ

ショートカット 機能 説明
⌘ + R 再変換 表示中の画像をもう一度変換します。
⌘ + S 保存 変換結果をファイルとして保存します。
⌘ + C ファイルとしてコピー 変換後のファイルをクリップボードにコピーします。
⌘ + D データとしてコピー 変換後の画像を画像データとしてクリップボードにコピーします。
⌘ + I メタデータを表示 元画像と変換後の画像のカラー情報・HDR・EXIF を重ねて表示します。
Space 全面表示の切り替え 変換後だけ / 元画像だけの全面表示を切り替えます。
← / → 前 / 次の画像 一覧の前後の画像に切り替えます。
⌘ + ← / → スライダーを端へ ⌘ + ← でスライダーを左端に動かして変換後の画像だけを、⌘ + → で右端に動かして元画像だけを表示します。
⌘ + = / ⌘ + - 拡大 / 縮小 表示を拡大・縮小します。
⌘ + 0 ウィンドウに合わせる 拡大率と表示位置を戻して、画像全体をウィンドウに合わせて表示します(プレビューウィンドウが前面のときは、プリセットの切り替えには使われません)。
esc 表示をリセット 拡大率と表示位置を戻し、スライダーを中央に戻します。
⌘ + W 閉じる プレビューウィンドウを閉じます。

よくある質問

画像の変換や設定に関する疑問への回答です。

Q. 元画像が上書きされたり消えたりしませんか?

元画像と違う形式に変換すると拡張子が変わるため、元画像はそのまま残ります。保存先に同じ名前のファイルがあるときは IMG_1234(1).webp のように番号を付けた名前で保存し、一覧から画像を取り除いても元のファイルは削除されません。
ただし「常に上書き保存」をオンにすると、元画像と同じ形式で同じフォルダに保存したときに、元画像が上書きされます。また「変換後の処理」の「元画像を削除」をオンにすると、変換後に元画像はゴミ箱に移動します(右クリックメニューの「変換状態を初期化」で元の場所に戻せます)。

Q. 変換後のファイルが元画像より大きくなることはありますか?

あります。元画像がすでに強く圧縮されている場合などに起こります。そのときは一覧に +NN% と表示されます。「入力/出力設定」の「出力条件」にある「ファイルサイズを削減した場合のみ保存」をオンにすると、元より小さくならなかったファイルは保存されず、エラーとして表示されます(既定値はオフ)。

Q. 「変換開始」ボタンが見当たらないのはなぜですか?

出力先が「未選択」の間は、ボタンが「出力先を選択してください」と表示されます。クリックして出力先のフォルダを選ぶか、「入力/出力設定」の「出力フォルダ」で「入力画像と同じフォルダに出力」を選ぶと、「変換開始」ボタンに変わります。このほか、変換形式を1つも選んでいないときは「変換形式を選択してください」、リサイズの「最大横幅」「最大縦幅」をオンにして値が 0 のときは「Please input resized value」、「出力フォルダに新しいフォルダを作成して出力」をオンにしてフォルダ名が空のときは「フォルダ名を入力してください」と表示されます。

Q. 「自動で変換開始」が見当たらない、またはオンにできないのはなぜですか?

「自動で変換開始」は、一覧が空のときに表示されます。画像が並んでいるときは、何も選択していない状態で「−」ボタンをクリックして一覧を空にしてください。また、出力先が「未選択」の間はオンにできないので、先に出力先を選んでください。

Q. 「画像を保存するためこのフォルダへのアクセスを許可してください。」と表示されるのはなぜですか?

Image Tool+ は macOS のサンドボックスで動作するため、まだアクセスを許可していないフォルダに画像があると、フォルダごとにこの画面が表示されます。表示されるのは、「入力画像と同じフォルダに出力」を選んでいるときに画像を追加したとき、画像が一覧にある状態で「入力画像と同じフォルダに出力」に切り替えたとき、「プレフィックス」「サフィックス」「置換」を選んだときや「ファイル名に変換前の拡張子を残す」をオンにしたときです。表示された画面で「許可」をクリックしてください。一度許可したフォルダでは、次からは表示されません。

Q. フォルダの中のサブフォルダの画像が読み込まれないのはなぜですか?

既定値では、フォルダのすぐ下にある画像だけを読み込みます。右サイドバーの「入力/出力設定」で「サブフォルダの画像を読込み」をオンにすると、サブフォルダの中の画像もすべて読み込みます。

Q. EXIF や位置情報は残りますか?

既定値の「メタデータを削除」では、変換後のファイルに EXIF や位置情報は残りません。残したいときは、右サイドバーの「メタデータ」で「メタデータを保持」を選びます。「メタデータを編集」では撮影者・著作権などを書き込めるほか、「GPS 位置情報を削除」で位置情報を消せます(出力先と変換後の処理を参照)。残っているかどうかは、比較プレビューの ⓘ(⌘ + I)で確認できます。

Q. HDR の写真を変換するとどうなりますか?

HEIC・AVIF・JPEG XL・PNG・JPG へは HDR のまま変換し、HDR を持てない WebP・TIFF・BMP・GIF へは SDR にトーンマップして変換します(HDR 画像の変換を参照)。

Q. Web サイトには WebP と AVIF のどちらがおすすめですか?

まずは WebP がおすすめです。Safari・Chrome・Firefox・Edge など、現在の主要なブラウザはすべて WebP を表示でき、互換性が最も高いためです。
ファイルサイズをさらに小さくしたいときや、10-bit の HDR 画像を配信したいときは AVIF が向いています。

Q. 設定をすべて既定値に戻すにはどうすればよいですか?

⌥(option)キーを押しながら Image Tool+ を起動すると、「すべての設定を初期化しますか?」と表示されます。「はい、初期化してアプリを開く」を選ぶと、設定・プリセット・透かしの画像・フォルダへのアクセスの許可が消去され、初めて起動したときの状態に戻ります(ウィンドウの位置と言語の設定はそのまま残ります)。この操作は取り消せません。